特集2:冬こそ注意したいアイケアのポイント | メガネスーパー

眼の健康寿命を、延ばす。

アイケア研究所レポート VOL.5

2015年11月10日発行

特集2:冬こそ注意したいアイケアのポイント

厚手のコートや帽子、マフラー、手袋など、冬に備えて衣類やグッズを用意したり、暖房器具を出したりと、冬支度を始めている方も多いはず。そろそろアイケアにも冬支度が必要な時期です。

暖房やVDT作業で加速するドライアイや、冬は忘れがちなUV対策も!

厚手のコートや帽子、マフラー、手袋など、冬に備えて衣類やグッズを用意したり、暖房器具を出したりと、冬支度を始めている方も多いはず。そろそろアイケアにも冬支度が必要な時期です。室内用のメガネを新調したり、レンズを新調する以外にも、日々の生活の中で気を付けたいことがあります。ちょっとした生活習慣の改善や心がけで、冬の眼をダメージから守り、眼の健康寿命を延ばすことができるのです。

冬の乾燥とVDT作業が「ドライアイ」を加速させる

冬の乾燥とVDT作業が「ドライアイ」を加速させる

冬は外気が乾燥しているうえ、室内は暖房によっていっそう乾燥しがち。さらに、室内でのパソコンやスマホなどVDT(Visual Display Terminal)の使用時間が長くなるため、VDT症候群のひとつとされる「ドライアイ」の症状を訴える方が増える傾向にあります。「ドライアイ」は、眼を守るために不可欠な涙の量が不足したり、涙の成分が変わってしまい、正常な涙が行き渡らないため眼の表面に傷が生じる状態です。「ドライアイ」が進行すると、視力低下や眼の痛み、角膜上皮剥離(角膜が剥がれる病気)を発症するリスクも高まってしまいます。

涙の構造と「ドライアイチェック」

涙の構造は「ドライアイ」のしくみを知るうえで重要な要素です。涙は喜びや悲しみなどの感情から流れる「反射性分泌」(=情動性分泌)もありますが、つねに眼を表面には「基礎分泌」と呼ばれる約7μm(1mmの1/1000)の涙の層があります。その大部分を占める涙液層は、角膜に酸素や栄養分を補給する役割を果たすほか、眼から老廃物やゴミなどを洗い流したり、雑菌の侵入を防ぐ働きもあります。また、眼への水分補給を行い、乾燥から守ってくれるのもこの涙液層です。涙の量や成分のバランスが崩れると、眼の渇きや疲労感、痛み、かゆみを感じるなど、「ドライアイ」の症状が出てきます。気になる方は、右のチェックシートで自己診断してみましょう。

ドライアイ自己チェック

  1. 眼が疲れる 眼の乾きを感じる
  2. 眼の前がかすんで見える
  3. 眼に不快感がある
  4. 眼が痛い
  5. 眼が赤い
  6. 眼が重く感じる
  7. 理由もなく涙が出る
  8. 眼がかゆい
  9. 明るい場所が眩しい
  10. 眼がゴロゴロする
  11. 目やにが出る

5項目以上あてはまるものがあるという方は、ドライアイの可能性があります。お近くの眼科専門医にご相談ください。

冬の「ドライアイ」対策

冬の「ドライアイ」対策

冬の「ドライアイ」対策

有効な「ドライアイ」対策とは、眼の乾燥と疲れを防ぐことです。まず、暖房で乾燥した部屋には加湿器を置いたり、濡れタオルを干して乾燥を防ぐ、エアコンの風が眼に当たらないようにするなどの方法で眼の乾燥を防ぐことができます。パソコンなどのVDT作業中はまばたきの回数が減らないように注意し、1時間に1回、10~15分の休憩で眼も休めましょう。点眼薬で眼を潤すのも効果的です。コンタクトレンズ使用者は、防腐剤不使用の人工涙液タイプの点眼薬を選びましょう。コンタクトレンズは涙を十分溜めにくく乾燥しやすいため、保水性の高い素材や保存液に親水性の高い成分を含むレンズを選ぶことも重要です。また、睡眠を十分に摂り、疲れやストレスを溜め込まないように。眼が疲れたら、蒸しタオルなどをまぶたの上に乗せて眼を温めて、眼の緊張をほぐすのもおすすめです。それでも「ドライアイ」の症状が現れた時は、速やかに眼科専門医に相談しましょう。

冬こそ「UV対策」が大切な理由とは

冬の方が 紫外線を眼に受けやすい?

「UV対策」が必要なのは夏だけ!とお考えの方もまだまだ多いようですが、実は冬こそ「UV対策」が重要であることが注目されてきました。天気予報で採用されている「UVインデックス」(紫外線が主に肌に影響する度合い)では、冬の「UVインデックス」は夏の10%程度に下がりますが、眼に入る紫外線量は冬でも夏の50%程度と季節による差は大きくありません。しかも、東京、大阪、名古屋など太平洋側の地域は、夏至の頃より冬至の頃の方が日照時間は長いのです。太陽高度も、夏至の頃(78.4度)より冬至の頃(31.6度)の方が低いため、紫外線が直接的に眼に入りやすくなっています。また、東洋人は顔の骨格が平坦なため紫外線が眼に届きやすく、紫外線被ばく量は彫りの深い白人の1.5~2倍ともいわれています。わが国では、欧米ほど年間を通してサングラスをかける習慣はまだ浸透していませんが、油断しがちな冬こそ、眼の紫外線対策をつねに意識することが大切です。

紫外線が及ぼす眼への悪影響とは

紫外線が及ぼす眼への悪影響とは

肌のUVカットを気にかける女性は多くても、紫外線が及ぼす眼への悪影響はまだまだ知られていないのが現状です。紫外線を多く浴びると、眼の老化(老眼)を早めるほか、白目が充血する「結膜充血」、眼の日焼けに相当する「紫外線角膜炎」、白目の一部がシミのように濁って盛り上がる「瞼裂斑」(けんれつはん)、白目が黒目の上に延びて視力障害を起こす「翼状片」(よくじょうへん)、水晶体が濁って網膜まで光が届かなくなる「白内障」などの疾病や障害を引き起こす可能性があります。

とくにシニア世代に多く見られる「白内障」は、若い頃から浴び続けた紫外線が蓄積されることで発症時期が早まる可能性が指摘されています。進行した場合は、混濁した水晶体を人工の眼内レンズと交換する手術を行いますが、放置していると失明するケースもあるので要注意です。初期であれば点眼液で進行を遅らせることが可能な場合もあり、早期発見と適切な処置が望まれます。また、紫外線は眼への影響はもとより、美容面・健康面においてさまざまな悪影響を及ぼすと考えられています。紫外線の影響は日々蓄積されることを考慮し、できれば子どもの頃から継続して紫外線対策に努めるのが理想です。

冬のUV対策もサングラスが一番!

 冬の眼のUV対策において、いちばん有効なのはサングラス。WHO(世界保健機構)においても「UVカット機能を持ったメガネやサングラスの着用で、眼への影響は90%減少する」と発表され、サングラスの有用性に注目が集まっています。サングラスを選ぶ時は、十分な大きさがあり、顔の骨格にフィットすることや紫外線の吸収率が大切。信頼できるメガネ専門店で相談することをおすすめします。また、帽子や日傘との併用したり、TPOに応じてUVカットのメガネやコンタクトレンズも使用すればさらに効果が期待できます。

サングラスを買う時の注意①:CEマークが大切!

CEマーク

サングラスに表示される「CE」マークは、EU指令による最低380ナノメートルという基準を示すもの。この基準以上の広帯域紫外線保護をクリアするレンズだけが、有害な紫外線波を全てカットすることができるのです。

サングラスを買う時の注意②:正しい色を選ぼう!

サングラスのレンズは、保護レベルによってグレードが分けられています。冬におすすめのレンズはグレーやブラウン。これらの色の保護クラスは3(0、1、2より保護レベルが高い)、カテゴリーはS3です。

1本で屋内ではメガネ、屋外ではサングラスにスイッチ!

サングラスのレンズが脱着可能で、屋内ではブルーライトカットのメガネとして使用できる後付クリップオンのメガネ/サングラスもおすすめです。

アイケア研究所とは

株式会社メガネスーパー(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:星﨑尚彦、以下メガネスーパー)は、 「眼の健康寿命を延ばす」を目的としたアイケアサービスの拡充を図るべく「アイケア研究所」を発足しました。

これは、核となるミドル・シニアを中心とした約600万人の顧客と、医療従事者、そして、多様な商品・サービスを提供する取引先をネットワークし、最先端アイケアの提供を目指すアイケアカンパニー・メガネスーパーの新しい取り組みのひとつです。

この「アイケア研究所レポート」では、毎月、注目度の高いテーマを取り上げ、みなさまに役立つアイケア情報をお伝えしていきたいと考えております。