子ども向けの壊れにくいメガネを開発しようと思ったきっかけを教えてください。
毛利
よくメガネの修理のためにご家族でご来店されるお客様とお話する機会がありました。「鼻パッドの交換」「鼻パッドの折れ」「リムの折れ」など破損箇所の修理でいらっしゃるのですが、時には修理した日の翌週にお越しになることも。
理由をお聞きすると、小学生のお子さまがミニバスケット部の練習中にチームメイトとぶつかっては壊してしまうとの事でした。
確かに男の子は動きが激しいスポーツでメガネが壊れる事も多そうですね。
毛利
修理費用自体は保証があるので安価ですが、忙しい毎日だと修理に行く時間を作るのも大変で「こう毎回だと・・」とつぶやくお母さまと、少し申し訳なさそうにしてるお子さまを見て思い切って聞いてみました。
「子ども用の丈夫で壊れないメガネがあったら欲しいと思われますか?」と。
反応はいかがでしたか?
毛利
「ぜひ買いたい!」と即答いただきました。それはそうですよね、メガネは大人だけでなく子どもにとっても必需品。壊れたままにしておくわけにいきません。
でも、そもそもメガネが頑丈なら頻繁に修理に行かなくて済むし何より安心です。
ご家族は喜ばれますね。 でも子どもたち自身は「丈夫なメガネ」を欲しいと思っているのでしょうか?
毛利
私もそこが気になってアンケートをとってみました。ご家族もお子さまも共に魅力的に思えるものにしたかったのです。結果、男の子にとっては「見た目のかっこよさ」と同じくらい「丈夫さ」が大事だという事がわかりました。
確かに子どもにとってもメガネを気にして思い切り動けないのは煩わしいですね。
毛利
この結果を見て自信を持って開発に進む事ができました。プロジェクトスタートの瞬間です。