
あなたの眼とメガネの悩みに関するエピソード
あなたが眼やメガネについて悩むことや気づきなど。
日頃、メガネをお使いの皆さんが共感を持てる、五・七・五の川柳を大募集いたします。


メガネして 少し変わった 人生観
人間の心理を巧みに表現した作として注目した。人生観が眼鏡をかけることによって変貌するという描写に深い味わいが感じられる。

涙目が 涙もろさと 勘違い
心理を繊細に表現している作として注目した。「勘違い」という下5が思わず読む側の笑いを誘い、諧謔味溢れる一句となっている。
メガネかけピントの合った夢をみる
夢の世界を眼鏡をかける事によって鮮明に表現している。「ピントの合った」という表現がその夢の世界を鮮やかに描き出して、読む側の心に迫るものがある。
眼鏡替え 気付いてもらえぬ 空しさに
人間の心理を巧みに捉えた一句として注目した。憂鬱の思いのままに眼鏡を替え人に気づいて貰おうとする作者の心理を鮮やかに表現している。

低い鼻 眼鏡がずれる すべり台
このところ 瞳も愛も ドライです
シャンプーと リンス間違え 二度洗い
鏡へと 似合うか聞いた 初メガネ
メガネなきゃ 手を振る君にも 気づけない
露天風呂 独り私は 曇り空
メガネあり 免許証にも 書き込まれ
高齢化 役所の文字は なぜ小さい
変わらない 友達気づかぬ 新メガネ
軽さゆえ 外し忘れて 顔洗う
なつかしい じいじの形見 まるメガネ
焦点を 君に合わせる 恋めがね
見えすぎて 揺れ動いてる 恋心
目が乾き 心が渇く 秋深し
童顔に 見えても私 老眼鏡
メガネだけ 良くても先は 見通せぬ
老眼の 老の字哀し 40代
誤字脱字 みんな眼鏡の せいにする
むかしダテ 今では必須の 老眼鏡
信号が 花火に見える 夜の道
メガネがね 無いと明日も 見えないの
はずせない はずせば美人 噂知り
ずり落ちる メガネの敵は 低い鼻
コンタクト ねだる息子は お年頃
絶景も 枠の中だけ 鮮明に
発言も メガネもずれる お父さん
お眼鏡にかなった妻と度が合わず
絶叫マシン メガネ押さえて 叫んでる
爪切りは 近くて遠い 先見つめ
酒の席 度が過ぎぬよう メガネかけ
レンズ越し 父の面影 ちいさな眼
嘘でしょう 私もついに 老眼鏡


捨てられぬ 古い眼鏡と 単行本
長年愛用していた古い眼鏡と単行本に惹かれてどうしても捨てきれない作者の心理を「捨てられぬ」という描写が適切に象徴していて、懐旧の思いが読む側の心に沁み入ってくる一句となっている。

年老いて メガネに頼り 過す日々
次第に作者の年齢が深まるにつれて、眼鏡を一時も欠かせず頼る日々が多くなり、その日々の平穏が明るい日射しの如く鮮明に感じられて来る。老成の息吹が一句から豊かに読む側の心に迫ってくる一句。
初めがね きどって歩いて 踏み外す
眼鏡を掛けている人物がきどっている情景が一句の中から鮮明に浮かんでくる。「踏み外す」という描写が諧謔の味を出し、読む側の笑いを誘う。更に「初めがね」だから殊更明るい表情が感じられる。
疲れ目で コンタクトのまま 眼鏡かけ
1日の仕事を終えた人物の風貌が一句の中から鮮明に浮かんでくる。コンタクトをしたまま眼鏡をかけるという表現に作者の思いが込められている。

初メガネ 心が躍る 朝化粧
マスクして 眼鏡が曇る 息細く
めがねかけ みやすくなったよ はっきりと
コンタクト 外せば美人 ブルドッグ
迷うよね どれがいいかな メガネさん