赤いメガネはセーフ!? お葬式で恥をかかないメガネの選び方|眼鏡(めがね)、コンタクトレンズ、補聴器販売のメガネスーパー

赤いメガネはセーフ!? お葬式で恥をかかないメガネの選び方

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「メガネは顔の一部」とはよく言ったもので、メガネ一つで顔の印象は大きく変わるものです。極端な話、メガネの選び方次第で、なりたい自分をコントロールできるとも言えます。
では、お葬式といった弔いの場では、どのように見られるのが好ましく、それにはどのようなメガネを選んだらよいのでしょうか?

ヒントは、葬儀のプロのメガネにあった! お葬式にふさわしいメガネの鉄則とは

あらゆるシーンのなかでも、お悔やみごとのドレスコードは実に明確。喪服はもちろん、バッグや靴など小物に関しても厳粛なマナーが存在します。にもかかわらず、メガネに関するアドバイスは少ないように感じます。

そこで「お葬式を家族のもとに」というコンセプトで全国展開している、「家族葬のファミーユ」の葬祭ディレクター・進藤さんにお話を伺いました。ちなみに葬祭ディレクターとは、葬儀の相談から会場設営、式典の運営にいたるまで高い知識と技能を持つ、葬祭業界特有の職種です。ファミーユには、この厚生労働省認定の資格試験に合格したスタッフが多数在籍しています。いわば葬儀のプロ・葬祭ディレクターが考える、喪の席にふさわしいメガネとはどんなものでしょうか?
【参考】葬祭ディレクターってどんな資格ですか?
 URL:http://bit.ly/msuper01
「一言でいうと “主張しすぎないメガネ”です。お悔やみの場のなかで、色やデザイン、サイズのうち一つでも浮いてしまうものは避けたほうが無難です(ファミーユ)」
とアドバイスをくださった葬祭ディレクターのメガネは、テンプル(つる)が紺のリムレス(縁なし)タイプ。

「お葬式は、黒が主体の世界です。メガネのフレームも黒や紺、濃いグレーなど落ち着いたカラーがなじみやすいと言えます。ただし地味な色みでも、縁が太めだったり、真ん丸・真四角など形が個性的だったりするとカジュアルな印象を与え、場から浮いてしまう可能性があります。また、フレームが顔より大きいなど、サイズが合っていないのも見る人に違和感を与える要因の一つです。(ファミーユ)」

では、赤い縁のメガネなんてもってのほかですよね? ─ファミーユのスタッフ40名にアンケートを取ったところ「状況による」という回答がもっとも多く挙げられました。

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若い世代のほうが気にする!? お葬式に赤いメガネはアリ? ナシ?

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同じ質問をFacebookユーザーにも投げかけてみたところ、約8割(「すごく抵抗がある」+「やや抵抗がある」の合計)が否定的。若い層にあたる20代・30代でも、ほとんどが「抵抗を感じる」と回答し、「まったく抵抗を感じない」と答えたのは0でした。40代以上では「周りの目が気になる」「ご遺族に失礼」など参列経験を感じさせる意見もありつつ、「まったく抵抗がない」という寛容な人も見受けられました。しかし、それも「メガネは装飾品ではなく必需品だから」「急なことで用意ができないため」がほとんどの理由。 graph02 20~30代の若い世代は、赤いメガネを「お葬式には派手」「おしゃれ目的に思える」という理由で「抵抗がある」と回答しており、メガネをおしゃれの一部と考える傾向から、ファッション性の高い赤いメガネをお葬式には「不向き」と捉えるようです。
【参考】家族葬のファミーユ 公式Facebookページ
 URL:http://bit.ly/msuper03 https://www.facebook.com/epochjapan
「以前、手持ちのメガネが赤いものしかない、という喪主様がいらっしゃって、相談を受けたことがあります。そのときは、“故人様を弔うために喪服を準備し、着用していらっしゃる参列者の方々に対する配慮としていかがでしょうか”と、最終判断を喪主様に委ねる形の返答になりましたが、その喪主様は紺色のメガネをかけてお式に臨んでいらっしゃいました(ファミーユ)」

いざお葬式となると、さまざまな準備や手配・手続きなど、やらなければならないことが山積みです。時間がないから、いたしかたない─たしかにそういう考え方もありますが、喪に服す場面にも失礼にあたらない1本を用意しておけば、万一の際に浮上してくる不安や迷いが一つ解消されます。
【参考】これだけある! お葬式の流れとは
 URL:http://bit.ly/msuper04

赤よりも目立つメガネがある!? 他にも気をつけるべきメガネのポイントとは?

これまで7万件以上の葬儀に携わっている、ファミーユ。参列者のメガネにギョッとしたケースもあったそうです。

「縁が赤という方もいらっしゃいましたが、白もかなり目立ちます。また、テンプルの部分だけがカラフルだったり、装飾されていたりするものは、正面は地味でも、横から見ると目につきます。特にお焼香のときなど、喪家様の前を通る際は注意が必要です。事情により色つきレンズをされる方は、喪主様へのご挨拶のとき、その旨を一言断っておくとよいでしょう(ファミーユ)」

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長い髪の女性は、喪服ではまとめ髪にするのがマナーです。リムの部分だけでなく、テンプルの色やデザインが華美な場合は着用を避けた方がよさそうです。ほかに配慮した方がよいポイントはあるでしょうか。

「服装や小物でもそうですが、正喪服は特に黒が濃く、露出を控えたオーソドックスな作りですから、少しでも派手なもの、カジュアルなものと合わせると、ちぐはぐな印象になります(ファミーユ)」

でも、お通夜は地味な平服でもOKですよね?─実は「急いで駆けつけた」という意味で、お通夜は略式の服装でもOKというのは一昔前の常識。最近では、お通夜・告別式を通じて喪服を着用するケースがほとんどなのだそう。

「いまはお葬式のカタチも多様化しています。家族葬といったごく親しい間柄のみでのお式になりますと、それほど厳格ではない場合もございます。一般的に参列者の方は、喪家様より格下の装いがマナーですから、準喪服・略喪服も揃えておくと安心です(ファミーユ)」

喪服にも格式があり、TPOで使いわけるのがマナー。メガネは喪の席で失礼にならない1本を用意しておけば、格式によって変えなくてもよいとのこと。
【参考】<男性編><女性編>喪服には格式がある!? 服装のルールをおさらいしよう
 URL:http://bit.ly/msuper05

ここからは腕の見せドコロ! メガネのプロが選ぶ、フォーマルシーンのきちんとメガネ

お悔やみのマナーに沿ったメガネのポイントは、わかりました。ただ、そもそもメガネを複数持たない方にとって、そのときだけのための1本を別に用意するのは、少々ハードルが高いかもしれません。

「NGな素材は避け、華美ではないものをベースに、着用時にきちんと見えて品性が感じられるような1本なら、ビジネスシーンなど幅広く使えるのではないでしょうか。取引先との大事なアポイントはもちろん、彼女のご両親に挨拶に行くときもいいかもしれません(笑)。周囲に違和感を与えないために、その方の顔になじむ、似合うメガネというのもポイントです(ファミーユ)」

では、メガネのプロ太鼓判の、喪の席にふさわしい3本をご紹介します。

オススメメガネ①:RAIMON-雷紋- RAI03-1212


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機能性を併せ持つデザインで落ち着きと上質さを兼ねそなえています。また、しなやかなフィット感で長時間でも掛け心地を損ないません。


オススメメガネ②:Airdale 83-0002


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シンプルで飽きのこないデザインは、シンプルなデザインで素顔を邪魔しない、軽い掛け心地で長時間掛けていても疲れにくいフチなしフレームです。


オススメメガネ③:Premiere PRE-001


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国内トップレベルの品質・技術を誇るエクセル眼鏡による製造。軽量化工と細い仕上げで、軽量かつシンプルな印象を与えます。
徹底したシンプルさの中に女性に嬉しい気配りがあふれるメガネです。


形:●やさしい・理知的・大人っぽい・顔の主張を抑える<オーバル型>
  ●落ち着いた・知的・男性的・顔に緊張感を出す<ウェリントン型>
色:服と親和性のある・ナチュラルな色<ブラック・ダークブラウン・ダークブルーなど>
素材:べっ甲・べっ甲風など柄のあるものはNG、光沢のないもの・金属ならシルバー(ゴールドはNG)
その他:装飾も控えたほうがよいが、真珠は涙の象徴ともいわれ、アクセサリーに使うのはOK

お葬式以外でもチェックされる、好感度ダウンのメガネマナー

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ところで葬儀の場といえば、立ち振る舞いのマナーも重要です。身だしなみ以外に配慮するべきポイントはあるでしょうか。

「お悔やみのシーンでは、おじぎをする回数が多くなります。顔を上げた際にメガネがずれないようなフィット感をキープしておきたいですね。レンズが曇っていたり、汚れていたりするのも、見ている人に不快感を与えかねません。また、お焼香など特定の場面のみ、老眼鏡をお使いになる方もいらっしゃいます。取り出すときのケースも、華美ではないものを選んでおきたいものです(ファミーユ)」

好感度を上げるメガネの扱い方をご紹介いたします。

歪みができやすい使い方に注意
メガネは毎日掛けたり、外したりがとても多いもの。片方だけに手添えて外したりするとずれていきます。掛けるときも外すときも両手を添えて、優しく扱いましょう。

定期的にメガネスーパーで徹底メンテナンス
それでも日頃お使い頂いている大切なメガネは、ゆがみや調整が必要になってきます。また、きちんとお手入れをされていても、手が届きにくい部分は汚れも蓄積されます。長くお使い頂くためにも、定期的なメンテナンスが大切です。 メガネスーパーでは、完全分解洗浄、セル磨きでメガネをキレイに洗浄、緩くなったネジの締め直し、パッドの交換などの部品交換、正しい位置でメガネが掛けられるように歪みを調整し最適な状態に戻します。

まとめ
大切な方を弔う場では、悲しみから言葉をつまらせてしまうこともあります。参列する側としても、思いのほかうまく弔意が伝えられず、もどかしく感じる場面もあるかもしれません。そんなときでも、TPOをわきまえた身だしなみであれば、喪主様なら「本日はありがとうございます」、参列者の方なら「この度はご愁傷様でございます」などの一言を添えるだけで、故人様を悼む意思が伝わります。

小さいながらも、顔の中心にくるメガネは本人が思っている以上に、人に与える印象が強いものです。たかがメガネ、されどメガネ。おしゃれの一環としてだけでなく、会う人やシーンに配慮した大人目線の選び方で納得のいく1本を探してみませんか?