春は、新入学、就職、異動、引越し…と新しい生活を始める方が多く、スポーツや趣味など何かと新しいことを始めたくなる季節でもあります。この時期に、洋服やバッグ、靴、アクセサリー、もちろん、メガネを新調したいという方も多いでしょう。実は、メガネを新生活に合わせて新調することは、見た目をリフレッシュするためだけでなく、アイケアの面から見ても非常に重要なのです。今回は、新生活をより快適により楽しくし、眼の健康寿命を延ばすア イケアとしても有効なメガネ選びのポイントをご紹介します。
新生活に合わせてメガネを見直そう
なぜ、新生活に合わせて、メガネを新調することがアイケアの面でも 重要なのか?そのポイントは、「視距離」にあります。メガネのレンズ を選ぶ基準は、遠くが見える視力だけではありません。
メガネのレンズを選ぶ基準は、遠くが見える視力だけではありません。まず、仕事用のメガネであれば、その作業に必要な視距離に応じた視力、視線の方向や動き、作業距離とその範囲などを考慮して、メガネを作る必要があります。これからパソコンでの作業が増えそうだという方なら、今までのメガネに加えて、近距離のモニターを見続けることを配慮した近見専用メガネを作ると良いでしょう。
また、趣味やスポーツで使うメガネであれば、必要とする距離や所要時間、メガネを使う環境や場面などを配慮する必要があります。春からゴルフを本格的にやろうという方なら、遠く から近くまでスムーズによく見える遠近両用がおすすめです。読書や手芸など、室内での趣味が中心という方なら、室内から手元までスムーズによく見える中近や、手元専用の近近のメガネレンズが快適でしょう。 また、視力や眼の状態は、加齢やさまざまな条件によって変化していき ます。とくに就職などの新生活を始める年でなくとも、毎年、この時期 にと決めて眼の検査を受け、使用しているメガネが年齢や環境、用途などに合っているか見直し、必要に応じて新調するのは、アイケアの観点 から見ても良いことです。あなたもこの機会に、今かけているメガネを 見直してみませんか?
見る距離が、眼の負担にも関わっている
たとえば近視の場合、度数の強いメガネやコンタクトレンズを使用すれば遠くまでよく見えますが、近くを見るときは眼の筋肉を相当収縮させてピントを合わさなければならないため、眼の負担が大きくなることが考え られます。しかし度数の弱いレンズで遠くを見ようとすると、ピントが合わないため、見たいものをはっきり見ることができません。 このように見る距離によって眼の使い方が異なるため、仕事用や趣味・ スポーツ用など、必要な「視距離」に合ったメガネレンズの度数が必要に なってくるのです。
メガネやコンタクトレンズを用途に合わせて変えるなんて面倒だ。そう考える方もおられるでしょう。しかし、遠くがよく見えるメガネレンズで、 パソコンなどの近見作業を⻑時間していると、無理に近くにピントを合わせようとして眼に余計な負担をかけてしまいます。必要な視距離に合ったメガネを使い分けることは、よく見えて快適なだけでなく、眼の健康寿命を延ばすアイケアの観点からも非常に重要なことなのです。
年齢と共に低下する、眼の調節力
近くを見るために毛様体筋などを収縮させる「調節力」が十分な状態の10〜20代であれば、たいていは単焦点レンズで近くも遠くも見ることが可能です。しかし、老眼の症状を 感じ始める40歳以上になると、単焦点でよく見える領域が限 られてきます。これは加齢に伴って近くにピントが合わせにくくなるだけでなく、眼球運動や透過率、涙液量、暗順応な ど、さまざまな視機能が低下するためです。ゆえに老眼世代になると、必要な視距離に応じた遠用度数・近用度数はもと より、遠用眼位・近用眼位(視軸の向き)、調節力、輻輳力 など、メガネづくりにおいても、よりきめ細かな配慮が必要になってきます。
このように、さまざまな点を配慮し、遠近・中近・近々な ど累進レンズの「調節力サポート用メガネ」を使用すること は、眼の負担を軽減すると共に「生活の質=QOL(Quality of Life)」を向上させるためにも重要であることが各方面か ら注目されてきています。また、最近では、⻑時間のスマホ 使用によって20〜30代の若い世代に老眼のような症状が見 られる「スマホ老眼」も注目されており、眼の負担軽減を配 慮し、早い時期からのメガネの使い分けも重視されてきてい ます。
「眼の疲労」が、その人の印象を変えてしまう?
「眼の疲労」は、人の見た目にも少なからず影響するといわれています。たとえば、眼精疲労によって、上まぶたを引っ張り上げる筋肉が下がってしまい、まぶたが開きにくくなる「眼瞼下垂」(がんけんかすい)という現象。これによって、まぶたが垂れ下がって眼が腫れぼったく見え たり、実際よりも小さく見えてしまう可能性があるのです。 また、眼精疲労によって視界がかすむと、眉間にシワを寄せて見ようとする人もいます。これは、眼のピントを合わ せようとしているためですが、顔をしかめて眼を細めている表情はあまり印象の良いものとはいえないでしょう。また、電車の中やオフィスでも、背中を丸めて首だけ突き出してパソコンやスマホを凝視する姿がよく見かけられます。 顔の表情だけでなく、このような姿勢が人に与える影響も 無視できません。姿勢の悪さ=不自然な角度から見ることで、眼の疲れを加速させてしまう可能性も考えられます。
新生活に向けて、ファッションやヘアスタイル、メイクなどを気にかける人は増えても、自分の表情や姿勢というのはなかなか気付かないもの。しかし、普段から姿勢に配 慮したり、視力や視距離に合ったメガネやコンタクトレン ズを使うことで、背筋がピンと伸びて、眼もパッチリ大き くなり、ぱっと明るい印象になる可能性も大きいのです。 美容や身だしなみと同様に、アイケアにも気を配りたいものです。
用途に応じたメガネづくり
視距離に応じたメガネづくりのポイント
今、視距離に応じた調節力サポートメガネのレンズとしては、1枚のレンズで度数を段階的に変えた「累進レンズ」が主流です。この累進レンズ は、2つの度数とその間の度数で構成されており 見たい距離に合わせてレンズのタイプを選ぶことができます。一般によく使われるのは、遠くの景色から手元の新聞まで見えて汎用性の高い遠近両 用レンズ、手元から3〜5mの室内用にぴったりな 中近レンズ、手元から1m先までよく見えるパソ コン作業などのデスクワークにピッタリな近々レンズです。
用途や生活場面に応じた視距離とは
仕事や趣味、スポーツ、生活場面などによって見たい領域や必要な視距離は異なります。 概ねの目安を把握しておけば、自分に必要な視距離のメガネ、あると便利な視距離のメガネがわ かります。この春、新調するなら、どの視距離のメガネが必要か?参考にしてみてください。
例1:車の運転時のおすすめメガネ
必要な視距離
標識を見る遠くから、車の計器やカーナビなどの近距離(約70〜80cm)まで見える必要がある。
レンズの種類
カーナビを使用する方には遠近両用がおすすめ。使用しない方には、より遠くが見やすい単焦点が適している。
例2:パソコン使用時のおすすめメガネ
必要な視距離
デスクトップでは45〜75cm、ノートでは45〜 60cm。デスクトップの方が、モニタとキーボ ードの間で視線を動かす距離も大きくなる。
レンズの種類
デスクトップなら、近々〜中近レンズ。ノートパソコンなら単焦点か近々レンズがおすすめ。
例3:ゴルフ時のおすすめメガネ
必要な視距離
ボールの行方を見る遠くからスコアカードを見 る40cm程度まで。
レンズの種類
単焦点か、遠近両用レンズ。ゴルフ向きの遠近両用にゴルフ用度数を調整すれば、より快適に。
用途や生活場面に合ったアイケアのためのレンズ
メガネやコンタクトレンズ選びのポイントは、視距離だけではありません。用途や生活場面に合ったさまざまなアイケア機能をプラスして、視環境をバージョンアップしましょう。
UVやブルーライトを遮断するレンズコーティング
車の運転やスポーツ・レジャー⇒UVカットのメガネやサングラス
UVカットを施したメガネやサングラスは、日差しのまぶしさだけでな く、紫外線を防いでくれるので、これからの季節はとても便利です。
「紫外線透過率1.0%以下」という表示のレンズは、紫外線を99%以上 カット。コンタクトレンズも年々技術革新が進み、紫外線B波カット率99%、紫外線A波カット率96%といった高性能のものが購入できます。
パソコン、スマホ、タブレット等のVDT作業⇒ブルーライトカット
スマホやパソコンなどのVDT(Visual Terminal Display)をよく使う方は、眼に有害なブルーライトをカットするコーティングをメガネレンズに施すのもおすすめです。
有害な花粉や粉塵から眼を保護するメガネ
■花粉アレルギー対策、PM2.5対策 ⇒ 花粉ブロッカー
眼のかゆみや痛みなど、花粉による症状でお困りの方に、メガネスーパーの「花粉ブロッカーpremium」がおすすめ。極めて密閉度の高い花 粉ガードや、調整可能でズレにくい鼻パッド、軽量で弾力のあるツルなどによって、業界トップ水準の花粉カット率99.1%を実現しています。 PM2.5対策にもおすすめ。度付きレンズを入れることも可能です。
■工場や医療現場などでの粉塵や飛来物対策 ⇒ 保護(防塵)メガネ
保護メガネは、工場や研究所、医療現場をはじめ、粉塵や飛来物が発生する可能性のある場所で、ゴミやチリ、金属片、液体などの眼への侵入を防ぐためのものです。用途によっては 「花粉ブロッカー premium」 で対応することも可能です。
アスリートのために開発されたスポーツ用ソフトコンタクトレンズ
アイミースポーツビュー・スポーツビューワンデー
スポーツ時は、眼の動きも激しくなるため、通常のコンタクトレンズよりも大きい径のズレにくいレンズを選ぶことが重要です。 「アイミースポーツビュー・スポーツビューワンデー」は、広くクリアな視界が保て、スポーツ時のデメリットとなりやすい「まばたきの数」を少なくします。レンズの ズレも小さく、「動体視力」「距離感覚」「瞬間視」などスポーツ時に必要な視機能を最大限に発揮させます。また、 乾きにくく、耐久性に優れ、たんぱく質などの汚れも付きにくい非イオン性低含水素材も採用しています。
最適なメガネづくりのために、メガネスーパーが提供するサービス
年齢や用途に応じた最適なメガネづくりのためのトータルアイ検査
メガネスーパーでは、視力や必要な視距離はもとより、眼の状態に至るまで総合的な検査を行う「トータルアイ検査」を独自開発し、アイケアの観点から高品質のメガネづくりを進めています。なかでも注目されているのが、各世代特有の眼の状態やライフスタイルに合わせた「世代別検査メニュー」。このメニューによって、必要な視距離や機能を備えたメガネの設計や調整、年齢や用途に応じたメガネの使い分けにも、より的確にキメ細かく対応することができます。また、メガネやコンタクトレンズの提案だけでなく、集中力アップトレーニングや眼位ストレッチ、脳トレ&疾病予防など各世代に合わせたビジョントレーニングも併 せて提供。さまざまな面から、眼の健康寿命延伸のためのアイケアをサポートしています。
世代別検査に基づいた、用途別メガネづくりのススメ
最適なメガネをつくるには、世代的な傾向を把握することも大切です。 子どもの眼の成⻑が終わる8歳くらいまでは、主に弱視や斜視などの治療用メガネ。9歳以降になると、大人と同じように視力を矯正するためのメガネになります。また、中学生になると、視力が変化しやすいうえに勉 強で眼をよく使うため、こまめに検査を行うことが必要です。
社会人になってからは、普段の生活用と、スマホやパソコンなどの近見用、外出や運転用と、用途に合った視距離のメガネを使い分けるのが おすすめです。とくに30代後半から40代半ばにかけては、眼の調節力の衰えによって近くが見えづらい、眼が疲れやすいといった老眼の初期症状が出始めるころ。
視距離の合わないメガネで見ると、眼の負担が増え、 眼の老化も加速させてしまいます。早い時期から調節力をサポートするメガネをかければ、眼の負担を軽減し、老眼の進行を遅らせる可能性も高まり、眼精疲労を防ぐことにも有効です。また、快適な視環境をつく ることで、QOL(Quality of Life…生活の質)を向上させることにもつながります。
MEKARAをはじめとする負担軽減レンズを提供
メガネスーパーは、独自の検査システム「トータルアイ検査」や「トータルアイ検査プレミアムパック」と、遠近・上下・左右の全視野をラクにする自社開発の “MEKARA…メカ ラ”をはじめとする負担軽減レンズで、お客様一人ひとりに最適なメガネづくりを進めています。
この “MEKARA”は、レンズの下方向に、近くをサポート する度数のゾーンを設けることで、遠くから手元まで視線が移動しても自然な見え方を実現。また、左右の眼で見る場合、それぞれの視線が通るレンズの位置と視距離が違うことに着目し、近方視に加えて両眼を考慮した光学設計を採用しています。さらに、レンズ中心から非対象に設計された右眼・左眼専用レンズは、上下左右の視線の方向に合わせた見え方に補正されており、常に快適な視界が得られます。ぜひ、この 見え心地を、お近くのメガネスーパーでお試しください。
快適メガネの3要素
メガネの有効性を最大限に発揮させるためには、レンズの種類や光学的な正確さといった「光学的要素」、メガネの重さや大きさ、加重バランスなどの「力学的要素」、 顔や全体的な雰囲気、ファッションとのバランスといった 「美的要素」の3要素が重要です。メガネスーパーは、これらに基づいたフィッティングを行 うことによって、オンリーワンの快適で見た目も美しいメガ ネを提供しています。
・光学的要素(Optics)
レンズの種類や度数、瞳孔間距離・傾斜 角等の光学的な正確さ
・力学的要素(Mechanics)
メガネの重さや大きさ、支点・力点・作 用点等の力学的なバランス
・美的要素(Visual)
顔とメガネのバランスや、全体の雰囲気 (トータルコーディネイト)に合わせる
メガネのフィッティング技術にも自信
右の写真で記した3箇所は、上記の3要素を満たす上で最 も基本となる調整ポイントです
A:鼻にかかる部分:鼻パッド・クリングス
レンズの重さでずり下がるのを防止すると共に眼とレンズの 距離を最適にします。
B:顔の側面にかかる部分:智(ヨロイ)
側面を包み込むように顔幅に合わせると共に視線と光軸が最 適な角度にします。
C:耳にかかる部分:モダン(先セル)
AとBで調整したポイントを最適な状態で維持し、メガネ全体の掛け心地のバランス整えます。メガネスーパーの熟練したスタッフが、これらの調整やフィッティングを行うことで、お顔にフィットする快適なメガネが出来上がります
業界でも類を見ないアフターサービス
メガネスーパーでは、購入いただいた商品の見え方・品質・破損について、最大1年間のワイドな保証を行う「HYPER保証システム」、そして、わずかな追加料金で、3年間完全保証に対応する「HYPER保証プレミアム」によって、アフターサービスの充実にも力を注いでいます。また、メガネのかけ心地や見え心地、お手入れ方法などもいつでも気軽にご相談いただけます。