コンタクトレンズのよくあるトラブル・病気

コンタクトレンズのよくあるトラブル・病気

コンタクトレンズは高度管理医療機器です。正しく使用していても目のトラブルになることもあり、最悪、角膜を傷つけるなどの眼障害を引き起こす場合もあります。ソフトレンズは特に痛みなどの自覚症状を感じることが比較的少ないため、目に障害が起こっても気が付かず重い症状になっているケースも多いようです。
少しでも違和感を感じたら、それ以上のトラブル悪化を避けるためにも、すぐに眼科医の検査を受けるようにしてください。

こんな使い方していませんか?

このような使い方はコンタクトレンズによる
トラブルを引き起こす可能性があります。

  • 汚れや化粧品がついた指でレンズに触れる
  • コンタクトをつけたまま眠ってしまう
  • レンズケースが汚れていても気にせずに使っている
  • 交換期限が過ぎたレンズを使っている
  • ずっと同じレンズケースを使っている
白衣の人が両腕で×印をつくる様子

よくあるトラブル

ドライアイ(乾き目)

瞳の涙分泌量が減ることで、目の表面をうるおす力が低下した状態です。目のゴロゴロ感、痛み、目の疲れ、目の乾燥感、白目の充血などの症状が現れます。長時間のパソコン作業、テレビの視聴は避けましょう。ゲーム中やスマホの小さい画面を見ている時は意識してまばたきをしましょう。エアコンの利用による乾燥した室内も原因のひとつです。また寝不足も影響することがあります。目を休めるためにも、睡眠を充分にとりましょう。
コンタクトに装着液を付けてから装用すると、目の乾燥を防ぐ効果があります。コンタクト装用時に乾燥を感じる場合は、装着液を使用したり、使用しているコンタクトレンズを見直しましょう。

コンタクトレンズが外れない・位置が分からない

コンタクトは目の裏や手が届かない奥にいくことはありません。目の中でどこにあるのかわからなくなった時は、まず落ち着いて鏡を見ながら目を左右上下にゆっくりと動かしてみましょう。
レンズが目に貼りついてしまった場合、まずコンタクト用の目薬をさしてしばらく目を閉じてみましょう。それでも外れない場合、まぶたの上からコンタクトの縁にあたる場所を押さえ、ゆっくり目を耳側にずらしてみましょう。
どうしても外せない場合や位置が分からない場合、無理をせず眼科受診しましょう。

目の病気

ウィルス性結膜炎(ウィルスせいけつまくえん)

ウイルスによる感染が原因で起こる結膜炎です。汚れた手でコンタクトレンズを取り扱ったことが原因です。
症状は、片方の目から現れることが多いです。結膜に炎症が起こって充血やかゆみ、涙や目やになどが増えます。感染力が強いので、家族と一緒にお住まいの方は注意するようにしましょう。

巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん)

急増しているトラブルの1つ。ソフトの定期交換レンズである、2週間交換タイプ(2week)や1か月交換タイプ(1month)を装用している方に多く見られるトラブルです。原因はコンタクトレンズに付着した汚れ。レンズケアに問題がある場合も多くみられます。
症状は、目がかゆくなり、コンタクトの装用感が悪化します。まぶたの裏側に異物感を感じ、目やにも増えます。進行すると大きなコブ状のブツブツ(乳頭)がまぶたの裏側にできます。

角膜潰瘍

長時間の装用、合わないコンタクトの使用、コンタクトレンズの汚れなどが原因で、非常に重篤なトラブルです。角膜表面に深い傷ができ、細菌やカビが入りこんでしまい感染を起こします。
症状は、目の痛みや充血、視力の低下が起きます。症状が悪化すると失明につながり、治った後も視力に影響を残すこともあります。

角膜浸潤(かくまくしんじゅん)

コンタクトを付けたまま眠ってしまうなど、装用時間を守らなかった場合に起こりやすいトラブルです。
原因はコンタクトレンズに付着した汚れです。
症状は、強い痛みや充血を伴います。膜にキズが生じ、角膜上皮と実質に炎症を起こしている状態。悪化すると、角膜上皮の一部がなくなり、深い層までダメージが進み「角膜潰瘍」になります。ソフトレンズでは自覚症状がない場合もありますので、少しでも違和感がある場合は眼科を受診しましょう。

アカントアメーバ角膜炎

目にキズが付いている状況で、気が付かずに土を触った手で目をこすったり、コンタクトをしたまま川や湖沼などで泳いだためにアメーバ(原生生物)がなどの菌が目の中に入り込んで感染する病気です。
起こる確率はとても低いですが、非常に治りにくく治療が困難な病気です。視力障害を残したり、最悪の場合失明してしまうこともあります。
感染することはまれですが、アカントアメーバは水道水にも存在します。レンズの保存に水道水は使わないようにしましょう。

まとめ

コンタクトレンズは、正しく使用・ケアすることで快適に使い続けることができます。しかし、目の異常を感じながら使用を続けたり、レンズの洗浄や消毒などのお手入れが不十分なまま使用したりすると、目のトラブルが悪化する可能性があります。
少しでも気になる症状がある場合は、コンタクトレンズの使用を中止し、早めに眼科を受診しましょう。
大切な目の健康を守るためには、定期的な眼科検査を受け、レンズの正しい取り扱いや適切なケアを続けることが重要です。コンタクトレンズを安全で快適に使用するために、日頃から目の状態を確認し、異常を感じた際は早めに対応しましょう。

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