眼の健康寿命を、延ばす。

アイケア研究所レポート VOL.2

2015年6月8日発行

コラム:特定業界の眼環境「棋士編」 – 棋士(きし)特有の眼環境

棋士の眼環境事情はいかに。今回は、東京大学在学中にプロの棋士としてデビューし、現在は日本将棋連盟の常務理事も務める片上大輔先生にお話をうかがってみました。

棋士(きし)特有の眼環境

公益社団法人 日本将棋連盟 常務理事 六段 片上大輔先生

特定業界眼環境事情②「棋士篇」

棋士とは、将棋を職業とする人のことであり、現代では主に「日本将棋連盟」に所属し、棋戦に参加する人を指します。非常に高い集中力が求められる職業であることは想像に難くありませんが、棋士の眼環境事情はいかに。今回は、東京大学在学中にプロの棋士としてデビューし、現在は日本将棋連盟の常務理事も務める片上大輔先生にお話をうかがってみました。

Q.メガネはいつごろから?

メガネをかけ始めたのは、おそらく小学校高学年から中学校に入る頃だったと思います。子どもの頃からインドア派で、机か将棋盤に向かっていたせいか、視力は良くなかったですね。周りもメガネをかけた子どもが多かったように思います。

Q.棋士の皆さんは、メガネをかけた方が多い?

多いと思います。大山康晴名人、中原誠名人、谷川浩司名人といった方々も若い頃からメガネをかけていた印象がありますし、羽生善治名人は15歳でプロになった時には既にかけていたという記憶があります。

Q.棋士は、眼をよく使う職業?

相当使うでしょうね。少なくとも現代の棋士のほとんどは、小学校を卒業するまでにはもうそれ相当の気力を持っています。小さな頃からかなり長時間にわたって将棋に接する生活をしていますし、若い棋士はもう毎日毎日将棋を指しているという感じですから、かなり眼を酷使する環境にあるといえるでしょう。

Q.視力が、勝負に与える影響は大きい?

手が見える、手が見えないという棋士の専門用語があります。現状をパッと見て、次の手をパッと判断するという事なのですが、加齢によって反射神経や運動神経が落ちてくると、その反応も鈍くなる。視力が落ちると、そういう事にすごく影響すると聞いていますし、実際にそう感じますね。

Q.では、眼の疲れには気を付けていらっしゃるのでは?

眼を休めることには気を付けています。また、眼のためだけではないですが、夜ちょっと疲れたなと思ったら、夕食後に少し横になるとか、身体を休めるようにしていますね。周りの棋士も、少し時間が空くと、軽い運動をしたり、どんな飲み物や食べ物が良いとか、眼はもとより健康には色々気を遣っているようです。

Q. 34歳というと、老眼の心配はまだない?

私の左眼は、白内障の手術をしているのですが、もうピントを合わせる力がないのです。左は、もういわゆる老眼ですね。ある時、成績が急に下がった事があって、おかしいなと。その時、白内障に気付いたのです。右眼はまだ小さくて進行していないのでまだ手術はしていません。棋士は、だいたい20歳くらいにプロになり、60~65歳で引退する方が多いので、平均年齢は40~45歳というところでしょうか。老眼の影響も気になる世代ですね。

Q.全体的によく見えるレンズ“MEKARA…メカラ”の印象は?

全体的によく見えるレンズ“ MEKARA…メカラ”の印象は?

こちらのレンズは、外出するときや仕事をするときに使用していますが、本当にどこを見ても、よく見えるのでラクですね。とくに将棋をする時って、意外に一点を集中して見る事はあまりなく、次の手を考えながら色んな場所に視線が動いていますからね。あと、フチなしのフレームにしたのも良かったと思います。フレームの線が視界を邪魔しないこともあいまって、眼の疲れも軽減されるようです。そういえば、

最近、マッサージに行っていないなぁ。肩こりもずいぶんラクになっているみたいです。

Q.では、すみずみまで歪みの少ない単焦点レンズ“SEEMAX…シーマックス”の使い心地は?

はい。夜、自宅でお風呂に入って寝るまでの時間は、こちらのレンズのメガネを使っています。晩酌しながらパソコンを使っているときなどは、もうそこしか見ないですから。あと、このレンズだとパソコンの反射などの光が柔らかくなるので、それもいいですね。外出や仕事の時は“MEKARA”、 夜は“SEEMAX”と、時間帯や用途によって、2つのタイプのレンズを使い分けています。

片上先生がお使いのレンズはこちら

“MEKARA…メカラ”は、全視野がラクになるレンズ

MEKARA

MEKARA

眼のことをあらゆる側面から調べた結果に基づき、遠近における負担軽減と上下・左右の快適な見え方で、全視野をラクにする新時代のレンズです。

眼がラクに!眼筋の調節機能をサポート

レンズの下方向に、近くをサポートする度数のゾーンを設けることにより、遠くから手元まで視線が移動しても自然な見え方を実現しました。

さらに!両眼視を考慮したレンズ設計

左右の視線が通るレンズ位置と視距離は違うことに着目しレンズ中心から非対象に設計された右眼・左眼専用レンズ。将棋はもとより、囲碁、麻雀、卓上カードゲーム等が趣味の方、パソコンで設計やデザインをなさる方など、近距離で視線も視距離もよく動かすという方に特におすすめです。

“SEEMAX…シーマックス”は、完全オーダーメイド  フレーム形状、度数、乱視軸方向、使用目的などの固有データを基に、一枚いちまい光学設計を仕上げます。

レンズ周辺の度数誤差が少なく視界の歪みがほとんどない

SEEMAX(シーマックス)

SEEMAX(シーマックス)

一般的なレンズと比較し、レンズ中心から周辺の誤差がほとんどないため、単焦点レンズで最高の見え心地をお求めの方、乱視の方、手元用眼鏡(老眼鏡)で良い見え心地をお求めの方にもおすすめです。

目的距離別設計で最適な設計を選択できる

見る距離によって理想の光学設計が異なることから、使用目的に応じた設計タイプを選択できます。

アイケア研究所とは

株式会社メガネスーパー(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:星﨑尚彦、以下メガネスーパー)は、 「眼の健康寿命を延ばす」を目的としたアイケアサービスの拡充を図るべく「アイケア研究所」を発足しました。

これは、核となるミドル・シニアを中心とした約600万人の顧客と、医療従事者、そして、多様な商品・サービスを提供する取引先をネットワークし、最先端アイケアの提供を目指すアイケアカンパニー・メガネスーパーの新しい取り組みのひとつです。

この「アイケア研究所レポート」では、毎月、注目度の高いテーマを取り上げ、みなさまに役立つアイケア情報をお伝えしていきたいと考えております。