特集1:大切なのは、子どもの頃からのアイケア 子どもの発育(成長)と眼の関係 | メガネスーパー

眼の健康寿命を、延ばす。

アイケア研究所レポート VOL.4

2015年9月7日発行

特集1:大切なのは、子どもの頃からのアイケア 子どもの発育(成長)と眼の関係

眼の健康寿命を延ばすのは、大人だけの課題ではありません。子どもの時からのアイケアが、その後の眼の健康を大きく左右する可能性が高いのです。

眼の成長

眼の健康寿命を延ばすのは、大人だけの課題ではありません。子どもの時からのアイケアが、その後の眼の健康を大きく左右する可能性が高いのです。

とくに近年ではパソコンやタブレットなどのVDT(Visual Display Terminal)を使う機会が増えるなど、子どもの眼環境も大きく変化してきています。

まず、保護者が子どもの眼について正しい知識を身に付け、適切なアイケアに努めることが大切です。

眼の機能は、6・7歳でほぼ完成する

子供の写真

人間の眼は、生まれて目を開けた瞬間からモノを見ることで成長していきます。生後1~4ヶ月でモノの形や色が見える ようになり、1歳で立体感や遠近感も備わります。6・7歳で ほぼ眼の機能が完成しますが、3歳までに何か障害があると弱視になる可能性があるため、特に3歳児健診は重要です。

眼からの情報は、子どもに影響大

人間が外界から得る情報の80%は視覚によるといわれます。 眼で見ることによって、色彩や形、明暗、食べ物の鮮度や、人の表情・動きなどを認識し、美しい、美味しそう、楽しそうなどと感じたりします。とくに子どもにとって、眼は心身 の成長においても重要な情報の窓口です。

眼からの情報は、学習や運動をするうえで大きな役割を果たし、思考力や推測力、創造力、社会性や感情の発達にも大きな影響を与えます。

視力低下による成長期への影響

文部科学省による全国の5~17歳の発育・健康状態の調査では、身長・体重は横ばい、虫歯もアトピーも減少しているにもかかわらず、視力低下は増加傾向にあることがわかりました。下のグラフでは、裸眼視力1.0未満の者が、幼稚園から小、中、高等学校にいたるまで年々少しずつ増える傾向にあることが示されています。

グラフ_裸眼視力1.0未満の者の推移_1979年度

子どもの視力が低下するということは、目を通して脳に届く刺激が弱くなるということです。脳が活性化する機会が乏しくなり、反応も鈍くなり、学習能力や運動能力の低下につながる可能性も高くなります。

視力低下の原因とは

視力低下の原因とは

近視人口が多いといわれる日本ですが、近視による視力低下の原因はまだ明確になっていません。一般に、眼球の変形により近視になりやすいといった「遺伝説」と、眼の使い方や生活習慣が主な原因と考える「環境説」がありますが、この2つを合わせた複合的な要因によって近視が進むといわれています。

とくに近年では、子どもにおいても勉強やパソコン、ゲームなどで眼を使う機会が増えており、視力低下を加速させているという見方も強まってきています。

また、眼の発達途中で、眼の病気や怪我、遠視や強度の近視などによって視力の発達が遅れて「弱視」になったり、眼の筋肉や神経の異常、遠視などによって「斜視」になるケースもあり、いずれも早期の発見と治療や矯正が大切です。

近視による視力低下が進みやすい時期

正視・遠視・近視のメカニズム

正視・遠視・近視のメカニズム

人間は生まれてから20代前半くらいまで、体格が発育するのと同様に眼球も成長しています。そして、眼球のサイズが大きくなると、水晶体と網膜の間の距離が長くなり、光の焦点の位置が手前に少しずつズレてきます。

子どもの眼はもともと遠視傾向があるため、多くはこのズレによって正視 (ちょうどよい視力)になります。しかし、もともと正視であった場合はこのズレによって近視になってしまいます。

このような眼球の性質は遺伝によるものとされていますが、とくに学齢期の子どもは勉強で眼をよく使うため、近視による視力低下が進みやすいといわれています。

子どもの眼を守るのは、保護者の役割

子供の眼を守るのは、保護者の役割

パソコンやタブレットの教育機関への導入も進み、子どもはより創造的な教育機会を与えられる一方、眼への負担はますます増えています。子どもは眼の疲労や不調をなかなか自覚できないため、保護者の配慮が必要不可欠です。

自宅でのテレビやパソコンの使用時間を決める、定期的に視力検査を受け、必要に応じて視力や生活環境に合ったメガネやコンタクトレンズを使用するといった普段のアイケアが何より大切。

また、眼に異常があれば眼科専門医へ、眼の疲れや視力低下を感じたら信頼できるメガネ専門店にすぐ相談しましょう。

視力低下のサインを見逃さない

よくある子どもの視力低下のサイン

勉強が嫌いで成績が上がらない、集中力がない、運動もしないと子どもを叱っていたら、その原因は近視による視力低下だった。これはけっして珍しいケースではありません。

たとえば、黒板の字がよく見えず勉強が嫌いになったり、眼が疲れやすくて消極的になったり。

しかし、それを自覚できない子どもは、親から「努力が足りない、怠け者だ」などと的外れな叱責を受けているうちにどんどん自信を喪失してしまいます。

子どもの視力に影響を及ぼす遺伝的要素の割合はさほど高くないといわれます。親御さんの視力の良し悪しにかかわらず、子どものサインを見逃さないようにしましょう。

子どもにとって正しい眼の矯正とは

子どもにとって正しい眼の矯正とは

子どもの眼の成長が終わるのは8歳頃。その時期までに使うメガネは、おもに弱視や斜視などを改善するための治療用メガネです。

9歳以降になると、大人と同じように視力を矯正するためのメガネになります。また、中学生になると、視力が変化しやすいうえに勉強で眼をよく使うため、こまめに現在のメガネが合っているか検査を行うことも必要です。

子どものメガネは、視力を矯正するだけでなく視機能の成長を促す側面もあるため、一日も早い対応を心がけたいものです。

はじめての子どもメガネの選び方

子どもメガネの選択ポイント

まず重要なのは、お子さまの顔に合ったサイズの「子ども用メガネフレーム」を選ぶこと。

大人用のフレームでも小さめのものがありますが、大人用と子供用では同じようなデザインでも耳にかけるテンプルや中央のブリッジの長さが違うため注意が必要です。

また、フレームは激しい動きにもズレにくい素材であることも大切。お子さまが好んでかけられるよう、かっこいい、かわいいデザインを一緒に選ぶと良いでしょう。

また最近では、眼に有害な紫外線を防ぐ両面UVカットレンズや、パソコンなどのブルーライトを防ぐ高機能レンズも増えており、子どもの眼の状態や生活習慣に応じて最適なメガネをつくることができます。

子どもは動きが激しいので修理や保証などのアフターフォローも確認しましょう。

メガネスーパーは、子どもメガネにも自信があります

メガネスーパーは、子どもメガネにおいても高機能でおしゃれなプライベートブランドを中心とした多彩な商品を展開。どんなメガネが良いのか分からないという保護者のみなさまにも、安心してご相談いただけます。

業界トップ水準を誇る検査システムとフィッティング技術を強みに、見えやすく疲れにくい高機能レンズと、抜群のフィット感や強度を備えたフレームを組み合わせた快適メガネをご提案しています。

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アイケア研究所とは

株式会社メガネスーパー(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:星﨑尚彦、以下メガネスーパー)は、 「眼の健康寿命を延ばす」を目的としたアイケアサービスの拡充を図るべく「アイケア研究所」を発足しました。

これは、核となるミドル・シニアを中心とした約600万人の顧客と、医療従事者、そして、多様な商品・サービスを提供する取引先をネットワークし、最先端アイケアの提供を目指すアイケアカンパニー・メガネスーパーの新しい取り組みのひとつです。

この「アイケア研究所レポート」では、毎月、注目度の高いテーマを取り上げ、みなさまに役立つアイケア情報をお伝えしていきたいと考えております。