最近、使う用途や生活シーンに合わせて、メガネをレンズ度数やデザインで使い分ける方が増えてきているといいます。
今回はメガネスーパーLINE公式アカウントによるアンケートを通じて、度付きメガネを使用している方を対象に、持っているメガネの本数を年代別に調査してみました。
複数の度付きメガネを持つ人が多く、男性は女性より所持本数が多い
上のグラフからわかるのは、まず、年代を問わず男女共に複数の度付きメガネを持つ方が多いことです。
性別から見ると、男性は年齢を重ねるごとに度付きメガネ所有数1本の方が減少し、6本以上の方が増えています。これは男性が仕事やゴルフ、ドライブなど用途別にメガネを変える方が多いのと、アイテムを収集するのが好きでモノ持ちも良いという傾向も影響しているかもしれません。
一方、 女性はコンタクトレンズ併用が多いため、メガネの本数は少なめということが考えられます。
老眼世代では6本以上の度数のメガネを持ち、使い分ける人が増える
女性でも60代になると一気に6本以上の度付きメガネ所有者が増加し、男女共に複数のメガネを持つ人が大半を占めるようになります。
この結果は、40代頃から老眼が始まり、60代にはほとんどの人が、老眼鏡といわれる累進レンズに移行されることも関係しているでしょう。最近の老眼鏡といわれる累進レンズのメガネは、遠近両用だけでなく、見る目的や生活環境に合わせて手元を見ることに重点を置いた近近レンズや、室内での活動に便利な中近レンズと使い分けることが主流となってきています。
さらに、メガネをファッションツールの一部として捉える傾向も高まっており、TPOに合わせたデザインに着替える傾向も高くなっています。このようなことから、複数の度付きメガネを使う方は、ミドルからシニア世代を中心に今後ますます増えていくことが予想されます。