眼の調節力は加齢と共に衰えるため、年齢が上がるほど、外出や運転用、室内用、パソコンやスマホなどの近見用…と、用途や生活環境に合わせたメガネの使い分けが重要になってきます。
今回は、度付きメガネの所持本数と、実際に使用している本数の年代別シェアを調査してみました。
度付きメガネの所持本数は、40歳以降の老眼世代になると飛躍的に増加。
今回の調査では、老眼鏡を含む度付きメガネの所持本数は、年齢と共に増えていることがわかりました(グラフ上段左)。とくに40~49歳では所持本数3本以上の方が増え、60代以上では5本以上の所持本数という方が1/4を占めています。この結果は、老眼の初期症状が出始める40代から60代にかけての時期に、老眼の進行に伴って度付きメガネをつくる機会も増えるためと考えられます。メガネの使用本数も年齢と共に増えており、2~3本使用している方も大きな割合を占めています(グラフ上段右)。
メガネスーパーで購入経験のある方は、手持ちの度付きメガネの使用率が高い。
なかでも、メガネスーパーで購入経験のある方では、50代で24%、60代で31%の方が3本以上を使用(グラフ1)。一方、購入経験のない方の3本以上の使用は、50代で8%、60代で27%です(グラフ2)。メガネスーパーで購入経験のある方は、より早い段階でメガネの使用本数が増えていることが示されています。これは、メガネスーパーにおいて、アイケアの観点から年代や用途別のメガネづくりを推進し、お手持ちのメガネの仕分けから、再生、下取りなどのサポートにもひときわ力を入れているためです。この機会に、ぜひ、お手持ちのメガネをチェックしてみてください。