業界特有の眼環境と新しいメガネ体験:アパレルデザイナー編
今回は、微妙に変化する素材の色や質感などで視覚の確かさも重要な要素となるアパレルデザイナー、 町田栄子さんの眼環境をうかがうと共に、新しいメガネを体験いただきました。
メガネをかけていても眼を凝らさないとよく見えなかったのが、力を入れなくてもよく見えて展示会前の忙しい時期の疲労も軽減しました。
enrica(エンリカ)デザイナー
町田 栄子 さん(1971年生まれ)
もともと遺伝子が専門分野で、環境系の会社に就職。その後、退職して1998年に渡仏。パ リでファッションを学ぶと共にアーティスト活動を開始。10年以上にわたるパリ生活を経て 帰国。2015年、シルクやコットンなどの自然素材、日本の草木染など100%天然染料にこ だわった自身のブランド「enrica」を立ち上げ、オーナー兼デザイナーとして仕事に取り組 む。国内から欧米までコレクションを展開。
■今回のメガネ レンズ:“MEKARA…メカラ”の近くがラクに見える単焦点レンズ フレーム:“VICTOR&ROLF…ヴィクター&ロルフ” (カラー:02 ブラウンゴールド)
Q.メガネまたはコンタクトレンズ使用はいつから?
小学校に上がる前くらいにコンタクトレンズを使ったのが初めてですね。私は左右の視力が全然違っていて、左眼が遠視×乱視で視力か2.0、右眼が近視×乱視で視力が1.0程度だったんです。当時、右眼だけに視力矯正用ハードコンタクトレンズを入れていたのですが、それが痛くて…。親には失くしたと言って、よくコンタクトレンズを捨ててました(笑)。そのうち親紫外線膜炎も「これはいけない」とメガネに代えてくれましたけれどね
Q.左右の視力がそれだけ違うと、仕事にも影響が?
眼は疲れやすいですね。構想段階では、資料を集め、イメー ジ画を描いたり。アイデアが固まったら、生地を選んだり、パタンナーと打ち合わせしてパターン、サンプル制作と進行する 過程で、とくに近くを見る作業が多いと思います。以前のメガネは、眼を凝らさないとよく見えないので、よけいに眼が疲れていたのかもしれません。とくに展示会前は、徹夜仕事になる こともあるのでけっこう大変です。エージェントを経由してパ リやニューヨークでも展示会をするので、自分の意思をうまく 伝えるために英文で資料を作ったり、メールのやりとりをした り、事務的な細かい作業も意外に多いんです。パソコンでの作 業も3〜4時間に及びますね。
Q.新しいメガネの使い心地、見え心地は?
左眼に、今まで入っていなかった乱視用のレンズも入ったので最初は少し違和感がありましたが、慣れるとすごく見やすくなりました。力を入れなくてもよく見えてラクなので、以前のメガネの時より眼の疲れや肩こりなども軽減したと思います。フレームも軽くて、とても良い感じです。線が細く繊細なデザインなので、顔の印象も優しくなった気がします。