メガネスーパーのロービジョンケア 専門相談とサポート体制
更新日:2026.6.22
監修:船津 寛之 氏
夕暮れ時・雨の夜・対向車のヘッドライト——
昼間はよく見えているのに、なぜか夜だけ視界が不安定。
それは「夜間視力の低下」のサインかもしれません。
原因・対策・セルフチェックまでわかりやすく解説します。
0.8
昼間1.0が夜間では
この程度に低下
60歳~
急激に低下が
始まる年齢
70歳+
免許更新で
夜間視力の測定が必須
夜間視力の低下は、特定の場面でこんな形で現れます。
「暗いところで見づらいのは当たり前」だと思っていたその不快感、実は改善できるかもしれません。
LEDヘッドライトから来る強い光で一瞬視界が白くなる「グレア現象」。特に雨の夜は路面反射も加わって危険度が増します。
昼間ははっきり見えていた看板や標識が、夕方以降にぼんやりしてくる。「目が疲れてきたから」と見逃していませんか?
映画館や暗い駐車場に入った瞬間、全く見えない時間が長くなった。これは「暗順応」の遅れによる夜間視力低下のサインです。
濡れた路面への反射光と対向車のヘッドライトが重なり、視界全体がギラついて見える状態。コントラストが著しく低下します。
夜間に「蒸発現象」が起きると、暗い服装の歩行者が対向車のライトで見えなくなります。夜間視力の低下で、さらに危険が増します。
昼間は問題なく読める標識が夜になると判読できない。これは夜間にコントラスト感度が下がることで起きる典型的な症状です。
なぜ夜になると見えにくくなるのか。目の構造からわかりやすく解説します。
昼間(明所)の目の状態
※昼間でも暗所では桿体細胞が働きます
明るい場所で働く・日中の視覚の主役
夜間(暗所)の目の状態
※夜間でも明るい場所では錐体細胞が働きます
暗い場所で働く・夜間視力の主役
夜間視力の低下は加齢だけが原因ではありません。若い世代にも起こりうる原因を知って、早めの対策を。
1
視細胞は年齢とともに数が減少。特に60歳を超えると急激に夜間視力が低下します。
40代〜 要注意
2
白内障では水晶体が濁り、夜間の乱反射が増加。緑内障は視野を狭める深刻な病気です。
50代〜 特に注意
3
暗くなると見づらさによる過調節の影響で「夜間近視」が発生。昼のメガネが夜には合わなくなることも。
全年齢で起こる
4
桿体細胞に必要なロドプシンの材料がビタミンA。不足すると夜盲症のリスクが高まります。
全年齢で起こる
5
PC・スマホの長時間使用による目の疲労やドライアイが夜間視力をさらに悪化させます。
20代〜 増加中
6
暗くなると瞳孔が拡大し「収差(ぼやけ)」が発生。見え方のクオリティが低下するケースがあります。
全年齢で起こる
夜間視力の低下は、あなたと周囲の人の命に直結する問題です。3つの代表的な危険シーンを知っておきましょう。
グレア(眩惑)
LEDヘッドライトの強い光で視界が一瞬「白飛び」する現象。夜間視力が低下していると回復に時間がかかり、その間の運転が非常に危険です。特に雨天では路面反射でさらに悪化します。
蒸発現象
対向車と自車のヘッドライトが交差する地点で、暗い服の歩行者が「消えて見える」現象。夜間視力が低下していると、この現象が起きているエリアが広くなり発見が遅れます。
標識の視認遅れ
コントラスト感度が低下すると、道路標識・信号・白線の認識が遅れます。速度が出ているほど対応時間が短く、ブレーキが間に合わない危険性が高まります。
知っていますか?高齢者の免許更新では「夜間視力検査」が義務づけられています
明るい場所から暗い場所に移動した際に目が慣れるまでの「暗順応」。この機能は加齢とともに遅くなり、特に高齢者では回復に長い時間がかかります。
70歳以上の運転免許更新では、動体視力・夜間視力・視野の検査が法律で定められています(道路交通法)。それほど夜間視力は交通安全に直結する能力です。
夜間視力の低下は40〜50代から始まります。早めの自覚と対策が、将来の安全運転を守ります。
夜間視力の低下には、まずこの2つの対策が有効です。あなたに合った方法を選びましょう。
専用レンズを使うことで眩しさを軽減しながらコントラストを向上。夜間の視界を大幅に改善できます。
| レンズ名 | 主な効果 | こんな方に | コントラスト向上 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
|
ネオコントラスト 人気No.1 |
585nm付近の光をカットしコントラスト向上 | 対向車がまぶしい方・眩しさが辛い方 | ★★★★★ | 夜間運転JIS基準クリア |
|
ナイトビュー バランス型 |
LED光源の眩しさ軽減+明るさ確保 | 街灯・LED看板が気になる方 | ★★★★☆ | 視界の明るさも重視 |
JIS規格に関する重要事項:可視光線透過率75%未満のレンズは、夜間・薄暮時の運転に使用することが禁止されています(日本産業規格)。 どのレンズが自分に合っているか迷ったら、ぜひメガネスーパーにご相談ください。安全基準をクリアした最適なレンズをご提案します。
自分の夜間視力の状態を正確に知ることが、最善の対策への第一歩です。
特殊な照明装置で「昼の明るさ」と「夜の暗さ」を再現し、同じ目の状態を比較測定します
屈折度・角膜形状データを解析した上で、熟練スタッフが対話しながら最適な処方を提案します
測定結果をもとに、あなたの目と生活スタイルに合った夜間視力対応レンズを具体的にご提案します
測定の流れ(約30〜60分)
1
問診・カウンセリング
現在の症状と日常の見え方についてヒアリング
2
昼間視力の測定
標準的な明るさでの視力・屈折度を確認
3
夜間視力の測定
暗所を再現した照明下での視力・コントラストを測定
4
結果のご説明・提案
測定結果と最適なレンズ・対策を丁寧にご説明
1級眼鏡作製技能士|アイケア技能検証グループ
専門領域:視力の測定・遠近両用を始めとしてレンズ全般・メガネの見え方に関する専門知識・技術
1997年にメガネスーパーへ入社。約30年にわたりメガネに関する業務に携わり、店舗での実務経験や長年の現場マネジメントを通じて、視力測定やレンズ、メガネの見え方に関する知識と技術を培ってきた。
現在はアイケア技能検証グループに所属。これまでの豊富な現場経験と、測定・レンズに関する専門知識・技術を活かし、メガネスーパーのアイケアに関する技術・品質の向上に携わっている。
国家検定資格である「1級眼鏡作製技能士」を保有。
全国のメガネスーパー店舗でいつでもメガネのご試着・視力測定・クリーニング・掛け心地の調整ができます。事前予約でスムーズにご案内します。
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