2015年5月に実施した「夢のメガネ」一番欲しいメガネをお答えください♪というアンケートにて、得票数1位を獲得した「ミエルメガネ」。今回は「遠くがミエルメガネ、近くがミエルメガネどちらの機能がいい?」をテーマにリサーチをしました。
まずは、アンケートの結果からチェックしてみましょう。
遠くがミエルメガネ、近くがミエルメガネどちらの機能がいい?アンケート結果
アンケート実施期間:2015年6月6日〜2015年6月14日
回答総数:234件
質問:遠くがミエルメガネ、近くがミエルメガネどちらの機能がいい?
遠くがよく見えるメガネが求められている結果に
「遠くがミエルメガネ」の圧勝という結果に!“遠くが見える”という事が75%の人にとって、メガネに対し求めている機能という結果でした。統計的にも日本人は世界的に近視の人が多い国であると言われています。「もっと遠くがよく見えたら…」という悩みを感じる人が多い事が、今回の結果に結びついているのかもしれません。
遠くが良く見える人って、どこまで見えるの?
遠くが良く見える人は、具体的に、どこまで見えるものなのでしょう?

参考:Wikipedia
人類で最も視力が良いと言われるのは、アフリカのタンザニアに暮らすハッザ族。過去にテレビ番組の企画でアフリカの部族同士が視力の良さを競った所、なんとハッザ族の代表は視力11.0を記録!視力11.0の人はいったい、どこまで遠くが見えるのでしょうか?
脅威の視力11.0は、どの位よく見えるのか?
視力の測り方
視力の測定方法には様々な方法がありますが、日本では大きさの異なる“C”の形をした環が開いている方向を識別する事で測定する“ランドルト環”が用いられています。健康診断などでお馴染みですね。
日本で一般的な、ランドルト環の測定方法
ランドルト環での視力検査では、5mの距離から約1.45mmの切れ目を判別できると視力1.0とされます。同じ距離からランドルト環を見て、より小さいものを識別できる程、視力が良いという事になり、10mの距離から1.45mmの切れ目を認識できれば2.0、15mの距離から認識できれば3.0の視力となります。
14階のビル屋上から、地面に立てて置かれたパスタ麺を数えられる
つまり、視力11.0という事は、55m先から1.45mmの切れ目を認識できるという事なのです!1.45mmというのは、例えるなら、パスタの直径と同じくらい。55mというのはビル14階の高さに相当します。
視力11.0の人は、ビルの14階から地表を見下ろし、地面に立てて置かれたパスタ麺の数を数えられるという事です。驚異的な視力ですね。望遠鏡を常に装着している様なものです。
視力6.0を実現する技術なら、実用化が目前
視力11.0とまではいかないまでも、たった8分間の手術で、視力が6.0になるという医療技術「バイオニック・レンズ」をカナダ人医師が開発をしました。人体に無害なポリマー素材で作られたレンズを、手術で眼球に直接装着するというものです。現在は開発中の段階であり、2017年の実用化を目指しているとの事です。
参考:Bionic lens could give you SUPER SIGHT(英語)
まとめ
どんなに遠くのものも良く見える「遠くがミエルメガネ」というのは、夢の眼鏡の様にも感じますが、バイオニック・レンズの様な技術により、そう遠くない未来に実現しそうですね。
アイケア研究所は、眼の健康寿命を延ばす研究だけでなく、生活を豊かに、楽しくする、夢や遊び心のあるアイウェア研究も行っていきます。次回は、「【都市伝説】 PCやスマホの利用で視力は落ちるか!?」をお届けします!