ディスカッション「目指すべき健康寿命の良循環」
「眼育」を基軸としたアプローチ
メガネスーパーは、眼にかかわる悪循環から良循環へ転換を図るために「眼育」を基軸とした4つのアプローチ「①セグメント固有のコンテンツ」「②受益者との直接的・インタラクティブなコミュニケーション」「③個別の課題設定、具体的なソリューション測定結果」「④国・企業内における“公け”な制度化」を設定。
ここでも生活者からの意見や要望を収集し、以下の計画にも活かされています。
「良循環」を推進するサブコンテンツ
①セグメント固有のコンテンツ
眼の問題は、①(パソコン、スマホなどの)眼の負担軽減、②疾病予防、③エイジング、④(近視などの)屈折異常と4つに分類されますが、多くの生活者の抱える問題は複合的です。よって明確な分類を持ちながらも、トータルに解決策を提案・提供できる個別の商品・サービスの設計が重要です。
②受益者との直接的・インタラクティブなコミュニケーション
一般生活者を対象としたBtoCでは、老眼やUVケア、メガネの使い分けやアイケアなどについて、専門店や眼科医、製薬会社、効果を体験した生活者などが具体的なソリューションについて話す機会(セミナーなど)が求められています。
健康経営を推進する企業を対象としたBtoB(BtoE)では、人事担当者によって従業員を対象に間接的にレクチャーいただく方法もあります。
メディアでは、芸能人やキャラクターやエバンジェリスト(伝道師)による啓発活動で注目を集めることも必要でしょう。
③個別の課題設定、具体的なソリューション測定効果
生活者の多くは、メガネレンズにしても、眼のサプリメントにしても、確実な効果が認められたソリューションを求めています。
このプレミアムレンズに変えたら3ヵ月後にこんな変化があったという事前のデータ提供を行うことや、購入後の効果測定のしくみを作ることも今後の課題といえます。
④国・企業内における“公け”な制度化
企業内での健康経営の推進はもとより、企業間連携によるムーブメント(企業間の競争、健康づくりのインセンティブ化、関連する商品・サービスの拡充)、国家による健康診断の義務化など、3つの階層でのアプローチを目指します。