今回のまとめと次回の検討課題
議論で示された今後の方向性と提言
①セグメント固有のコンテンツ
議論に上がったコメント
- 眼の健康を疾病の有無ではなく、QOL(Quality of Life)で捉えたソリューションが必要。
- 眼の負担軽減、疾病予防、エイジング、屈折異常を分類し、正確な情報と対処法を提供するべき。
- 予防や未病対策のための適切なアドバイスやリラクゼーションの提供を推進したい。
- 医療、小売、メーカーの業態横断によるワンストップのサービスを目指す。
(注)メガネスーパーは、既に眼のリラクゼーションや医療との連携をスタートしています。
提言1:セグメント毎に適したコンテンツを業態横断によって供給していく。
②受益者との直接的・インタラクティブなコミュニケーション
議論に上がったコメント
- 生活者はテレビや家族などによる受動的な情報取得しかなく、眼のリテラシーは全般に低い。
- 眼に関する悩みをなんでも相談できるコミュニケーション・チャネルがない。
提言2:セミナーなどの共同啓発活動を推進していく。
③個別の課題設定、具体的なソリューション測定効果
議論に上がったコメント
- 生活者は、具体的な効果や成果が示された商品であれば使いたいという回答が多い。
- 医療やメーカーとのタイアップで、製品の効果を実証するしくみを作りたい。
提言3:効果測定に適した、エビデンスのある商品・サービスの提供を目指す。
④国・企業内における“公け”な制度化
議論に上がったコメント
- 国策においても、慢性期医療の削減から生涯現役の健康なシニア創出の時代に変わってきた。
- メタボ対策のダイエットなどではなく、若年期から健康値を管理するデータヘルスにシフトしてきた。
- 企業の健康経営は、社内の生産性を上げ、経費削減につながり、国家の医療費削減にもつながる。
提言4:行政と連携した啓発活動の場の構築を推進する。メガネスーパー自身が健康経営を目指し、企業の健康経営にも貢献する。
次回の検討課題
眼の健康寿命延伸のために
①(BtoC)いかに生活者の啓発を促し、適切な解決策を提供するか。
②(BtoE)いかに従業員の生産性を高め、企業の利益につなげるか。