メガネ

子どもの眼を守るために

子どもが8歳頃までに使うメガネは、おもに弱視や斜視などを改善するための治療用メガネです。9歳以降は大人と同じように、視力を矯正するためのメガネになります。
子どものメガネは、視力を矯正するだけでなく視機能の成長を促す側面もあるため、一日も早い対応を心がけたいものです。特に中学生になると、視力が変化しやすく勉強で目をよく使う時期になるため、こまめに現在のメガネが合っているか検査を行うことも必要です。

お子様のこんなサインを見逃さないで

こんな行動をしていませんか?
  • 遠くを見るとき目を細める
  • よく転んだり物にぶつかる
  • 注意してもTVや本に顔を近づける
  • 片方の目を閉じて物をみる
  • あごを上げて前をみる
  • 上目使いで物をみる
  • 集中力がなく飽きっぽい
  • 目をよくこする
  • 斜め(横目)で物をみる

「勉強が苦手で成績が上がらない」「飽きっぽい」「運動が苦手」などの原因が視力低下や視機能低下であることは、決して珍しいことではありません。
もしお子様が黒板の字がよく見えなくて勉強が嫌いになっていたり、目が疲れやすくて集中力が続かないとしたら…もったいないと思いませんか?
見え方の違和感を感じてたり、視力が低下した状態の場合、目つきやしぐさにも変化が現れます。お子様の様子を見守り、子どもからのサインを見逃さないようにしましょう。

子どもの眼を守るのは保護者の役割です

学校ではパソコンやタブレットの教育機関への導入も進み、子どもはより創造的な教育機会を与えられる一方、目への負担はますます増えています。子どもは目の疲労や不調をなかなか自覚できないため、保護者の配慮が必要不可欠です。
目に異常があれば眼科専門医へ、眼の疲れや視力低下を感じたら信頼できるメガネ専門店にすぐ相談するようにしましょう。

規則正しい生活を
睡眠中には、成長に必要な成長ホルモンが分泌されますので、睡眠時間をしっかりとることが大切です。
スマートフォン・家庭用ゲーム機・テレビは、画面から強い光を発するので目を覚まさせてしまいます。またスマートフォンのゲームアプリやゲーム機は、ゲームをすると脳を活性化させるため、そのまま眠りにつくと質の悪い睡眠になり、睡眠不足を招きます。
お子様が寝る時間の2時間前には、できるだけこのようなものに触れないようにしたいものです。
テレビを見る・パソコンをするとき
ご家庭で゙のテレビを見る時間、パソコンの使用時間、ゲームをする時間を決めて守ることがお子さあの目の健康につながります。
テレビ画面が発する光は、近くで見ると眩しく目に関連する筋肉を緊張させます。また、視神経への情報量が大きく脳内の情報処理が多くなります。血流も悪くなり、目に疲労が蓄積されるので、程よい距離を保たないと、かなりの目の負担になるのです。

テレビを見るときは部屋を明るくして、2メートル以上離れましょう。1時間続けて見たときは10分間、テレビゲームは30分ごとに目を休めるように心がけましょう。

勉強するときや本を読むとき
まず、部屋全体が明るい状態にしましょう。デスクライトで手元を明るしても良いですが、光がまぶしくないように調整し、鉛筆を持つ手の反対側に置くようにしましょう。
お子様の体に合うように机とイスを調整し、教科書や本から30センチ以上離して読むようにしましょう。目をこらして見ないように見守るようにしてください。

お子さまにピッタリの子ども用メガネを選んであげましょう