まずは定番の一本から! 自分にピッタリのメガネの選び方<後編>
自分にピッタリのメガネの選び方<後編>
前編では押さえておきたいメガネの選びの3大要素のうちの2つ、「顔型」と「肉付き」の関係についてご紹介しました。
後編では残りの1つ「眉とのバランス」から、眉、目鼻立ちとメガネの関係についてもう少し詳しく解説していきます。
眉とメガネ(眼鏡・めがね)
細くて丸いアーチが「繊細な優しさ」を、太くて直線的な形は「きりっとして意志の強い」印象を与えるといったように、眉の形や線は人それぞれ、その人の印象や個性を作り出す部分です。
眉とメガネの関係で重要なポイントは、トップリム(上縁)の位置。一番きれいに見えるバランスは、眉とトップリムの線が同じで眉が少し見えるくらいです。そこを合わせることで、眉とメガネをきれいに見せるだけでなく、メガネをかけても自分の印象を変えないという効果もあります。
<尻上がり眉>
尻上がり眉は同じように尻上がりのフレームを合わせるとかなりきつい印象になるので、眉とトップリム(上縁)の線が沿わなくなりますが、眉頭だけは重ねるようにします。また、極端に上がった眉や下がった眉は、メガネをかける前にメイク等でなるべくナチュラルな眉の形に近づけておくのがおすすめです。
<目と眉の間隔が広い>
最近ではファッションとしてメガネを鼻メガネのように、あえて下げてかける方もいますが、基本的に眉とトップリム(上縁)が離れてしまうと、間が抜けた感じや老けた印象を与えてしまうので、眉とフレームの線を沿わせるようにした方が断然きれいです。
<眉が薄い>
眉頭と眉尻はトップリム(上縁)に合わせておきます。眉の代わりになるブロータイプのフレームや、ナイロールのリムのはっきりしたものがおすすめです。
<眉の高さが違う>
高い方の眉に合わせます。低い方の眉がリムの内側に入ってしまいますが、低い眉に合わせると高い眉とトップリム(上縁)の間隔が開きすぎて不自然なバランスになってしまいます。
目とメガネ(眼鏡・めがね)
目の間隔と形、瞳の位置とメガネ、それぞれのどんなバランスが最適なのでしょうか。
<目と目の間隔>
左右の目の間隔の広さで、メガネのどこにアクセント(装飾・デザイン等)を持たせるかが変わります。
●目と目の間隔が広い
→ ブリッジにアクセントのあるメガネ=求心効果
●目と目の間隔が狭い
→ 智(ち)の部分にアクセントのあるメガネ=遠心効果
アクセントの位置で、目の間隔バランスを調整して見せることができます。
<上がり目・下がり目>
目尻の延長線上にアクセントのないものがおすすめです。延長線上にアクセントを持ってくると、目の角度(上がり目・下がり目)がより強調されてしまいます。
<瞳の位置>
瞳の位置はリムの中心から内側に5㎜、上に5㎜くらいの範囲が基本です。瞳孔距離が狭い、または目が小さい方は大きいフレームは避けたほうが無難です。
鼻とメガネ(眼鏡・めがね)
鼻の長さとフレームの天地幅を比例させて選びましょう。
<小鼻がはっている>
小鼻のはっている場合は、あまり天地幅がなくブリッジが上の方にあるものが良いでしょう。また、アンダーリム(下縁)が目立たないフレームがベストです。
<アンダーリム(下縁)と鼻先>
アンダーリム(下縁)の位置は鼻先より1.5㎝以上は離れるようなフレームを選びます。アンダーリムが鼻先にまで落ちていたり、鼻先にくるほどの大きなフレームはメガネが重く感じ、老けて見られる事もあります。
<鼻とブリッジ>
鼻を高く見せるには、ブリッジが高い位置にあるフレーム、または、ブリッジがアーチ状のものがおすすめです。逆に、鼻筋の通った鼻の高い方や鼻筋の長い方には、ブリッジの位置が低めのものか、まっすぐなものが良いでしょう。
いかがでしたか?眉・目・鼻はメガネをかけた時の印象を決める重要なパーツです。
少し細かいですが、ひとつひとつの形をチェックしながら自分にぴったりの定番メガネを見つけてくださいね!